葬儀と残された家族

葬儀に際して家族がなすべきことを理解する

葬儀に際して家族がなすべきことを理解する 誰かの葬儀に参列した際の記憶の中の風景や、あるいはテレビドラマなどで描かれるそれらを、まずは思い出してみましょう。もちろん会場や規模の違いこそ見られますが、故人の家族の方々は、果たしてどのような役割を担っておられるでしょうか。通夜の席であれば、弔問客ひとりひとりに対し、静かに深々と頭を下げて礼を繰り返している様子が、脳裏に蘇えることでしょう。あるいは告別式に際し、喪主を務められた方が、参列者に対して挨拶を述べておられた、そんな姿も思い出されます。

通夜から葬儀当日までの夜は、線香の火を絶やしてはならないと、故人の枕元で一晩中付き添われ、それ以前からの看病や諸々の準備で蓄積した疲労を隠し切れない、そんな姿もご記憶に鮮やかかも知れません。これらはいずれも、参列者が通夜から告別式の流れの中、足を運んだ際に目にする、故人の家族の姿の一部に過ぎません。実際にどのような形で葬儀を執り行うのか、サポートを依頼する業者に対し、意向を伝えて話を擦り合わせ、最終決定を下すのも家族です。

故人が逝去からの限られた時間の中、業者の担当者との二人三脚の準備作業に追われる姿は、参列者が目の当たりにする、いわば舞台裏の苦労と負担であり、これらもまた家族に求められる役割です。こうした準備に充当できる時間は非常に限られており、担当者が手際良く説明を行い家族の意向を確認して行きますが、この時点で家族間の意見が分かれたりすると、その後の準備がスムーズに進みにくくなります。知識が及ばない、葬儀に際しての家族の役割を、時系列に沿って、そして視点を移しながら、検証作業を進めていきます。

まずは当日までに家族として何を行うべきか、そして専門業者からはどのようなサポートを仰ぐことが可能なのかなど、踏まえておきたい内容をご紹介します。ここで確かめておくべきポイントとして、どのようなお葬式とするのかの決定権は、家族にあるということです。業者はあくまで家族の意向に最大限沿う形での一連の流れと環境確保の実現を手助けしてくれます。その際、専門家ならではのネットワークや経験値などを駆使して応えてくれるでしょう。当日こそ次に何をどうすべきなのか、常に寄り添い的確な指示を与えてくれますが、具体的な葬儀の内容に関しては、助言こそ届けてくれるも、業者側が率先して決定へと導くことはあまりありません。家族間で早い段階から、意見をまとめておく準備も大切です。

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